グアテマラ スペイン語学留学日記 20030103

朝二時に起床。だらだらと日記を書きつつ出発の準備。きのうのゴキ騒ぎのおかげで落ち着いて行動できない。よく部屋を見まわすと大小六匹のゴキの死骸が累々と・・・

ああ 怖い怖い。四時出発。門の手前でパン屋で住み込みで働いていると思われる若者が番をしていた。本当にご苦労様である。タクシー乗り場はどこにあるかと尋ねると、そこらへんでタクシーを捕まえろと言われた。

こんな早朝からタクシーはいてるんかいなと思ったら、即目の前に現れたタクシー。客と思われる男を助手席に乗せていたが僕も相乗りさせてもらった。タクシー運ちゃんは空港まで70Lと言った。高いと思ったがしゃあないと思い、飲み込む。タクシーの中は少し怖かった。もし前の席の男二人が結託して襲いかかってきたら僕はなすすべもなく身ぐるみ剥がされるだろう。だが、空港への道の途中で客は降りて行ったし、タクシーは何事も無く空港に到着したのだがそこで運ちゃんが100L請求してきた。
たしかに70Lと聞こえたのだが、わざわざワンハンドレッド!といってゆずらない。ていうか英語がわかるならわかるなら最初から英語つかえよ、バカ、シネ!

一人不機嫌で空港の前をふらつく、中米はいい人も多いが、やっぱやな奴もそこそこいてる。スペイン語さえもっと達者に話せればこんなことにはならんのになあ。5時前だというのに空港の前には数人の男がたむろしていた。こんな朝早くから空港を利用する現地人がそこそこいるのには驚いた。5時になると空港がオープン。中にはいるとドーナツやがあり、思わず空腹を感じる。ほどなくドーナツやが始まったのでさっそく1個10lを食す、ウマイ!おもわずもういっこ鶏肉パン15Lをかってしまうぐらい旨かった。

ちっこい空港のわりには荷物検査は厳しく、殺虫剤バイゴンと自転車の鍵を没収されてしまった。殺虫剤はなんだか危険そうだからまだわかるのだが、自転車の鍵がなぜもちこめないのかよくわからない。自転車の鍵で機長の首でも絞めあげるとでも思っているのだろうか。飛行機での移動はなかなかよかった。途中、ロアタン島にたちよったため、「うわ、飛行機間違えた!!」とか思ってパニクったが。

ウティラは本当になにもない空港にほっぽりだされる感じだ。空港につながる1Kmぐらいのだだっ広い道をとぼとぼ歩きながら「ここってほんまにウティラかいな?ちがう島にほっぽり出されたんちゃうんか?」とか考えてしまう。「歩き方」に載っている空港周辺の地形とは明らかに違うのである。歩き方では空港から北の方へ道が出ているのだが、僕が歩いている道はそんな感じではなく、むしろ南へとむかっていた。一本道なのに道にまよったんちゃうんかと思い始めたらポツポツと民家やレストランが出てきた。海に面したT字路に出たときに僕は歩き方に載っている地図が間違えていることに気づいた。空港の位置なんてそうそう間違えないはずなのだが。

とにかくダイビングスクールを探さねばならぬ。あらかじめここにしようと決めていたスクールへと直行した。スクールと宿は一体化しており、ダイビングコースをとると部屋代が割安になるので大変お得だ。さて宿へいくと白人がうようよしていた。白人ばっか。日本人はおそらくゼロ。一人のドイツ人青年がいろいろ話しかけてくれたが、英語がウマイねえ。ヨーロッパ人がうらやましいわい。

10時になって前の客が出ていってようやくチェックインできた。ダイビングのレッスンが始まるまでの間、昼寝する。昨日からほとんど寝ていない。3時に教室と呼ばれている小屋に入ると3人の白人が席に着いていた。やはり日本人は僕しかいない。最初に自分の健康状態についての質問が書かれたプリントが配られるのだが、全部英文だった。どうしても知らない単語や理解できない表現が出てくるのでわざわざ教えてもらわねばならなかった。
インストラクターがしゃべる英語もぽつぽつとしかわからない。これからのレッスンにとてつもない不安を感じた。
健康云々以前に英語ができないこともまた申告なのである。レッスンは延々とビデオを観るというものでとにかく退屈。英語だからなにを言っているかわからなかった。

カリブ海の青い海やら暖かな気候を求めてわざわざウティラまで来たのに午後から天気は大荒れ。部屋が隙間だらけで布団も無く、夜はこの上なくさぶかった。カリブ海まで来てなんでこんなにさぶい思いをしなければならぬのか、こんなにさむいのに海に入らねばならぬかとか考えるととてつもなくブルーな気分になった。

スポンサーリンク
test
test

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
test