アタバルにて臨死体験の本を借りた。死にたいする考え方がぐらついた。
死=無へと分解していくことと理解していたがどうやらそんな簡単に片づけてよいものではないらしい。
臨死体験した人のほとんどが死を恐怖ではなくやすらぎととらえるように変化しているので非常に興味深い。
我々の常識では死はいまわしいものだし、絶対に避けなければならないハズだがこの心境の変化はどういうことか。
僕は肉体にこだわりすぎているのかもしれない。
死ぬとき痛いのはイヤだとか血はみたくないとか、日常の欲望も肉体が端を発しているものばかり。
セックスしたい、ラーメン食いたい、暇つぶししたい。
仮に自分から肉体がはぎ取られたとして、自分がなにをしたいのか、自分が何者なのか自分がなにを考えるのかとか想像すると新しい発見が多く楽しめそうだ。
宗教てやつは人間から肉体をさっぴいた「タマシイ」をいろいろこねまわすもんじゃないかと思う。