ダイビングのライセンスが世界一安く取得できるカリブの小島 ウティラ島のレポート

おそらく世界一安くダイビングライセンスが取れるホンジュラスのウティラ島のレポートを書いてみた。
(2003年の情報なので結構古いので価格は変動している可能性が高い、あしからず)

卒業旅行でメキシコシティにやってきてすぐの時期に、日本人バックパッカーが集う宿、ペンションアミーゴでウティラ島という島についての情報を入手した。
ホンジュラスのカリブ海に浮かぶウティラ島では100ドル程度の出費でダイビングのライセンスが取れるとのこと。それまでダイビングには全く興味が無く、やろうと思ったこともなかったのだが、100ドル程度でライセンスがとれるのは魅力的である。
ちなみに僕がダイビングライセンスを取った時にかかった費用は168ドルだった。宿代込なので、純粋にダイビングライセンスのみの
取得費用は150ドル程度といったところ。

ウティラ島へのアクセス
ウティラ島へはホンジュラスのカリブ海に面した街ラ・セイバから飛行機かフェリーで移動できる。飛行機だと55ドル。フェリーだと25ドルで移動できる。往路はせっかくなので値段が張るが飛行機で行ってみた。

ウティラ島の飛行場はただ舗装された滑走路が1本あるだけの質素な造り。周囲には何もなく、集落へ続く道があるのみ。本当にこんなところでダイビングライセンスが取れるのか少し不安になった。

少し歩くと集落に到着した。メインストリートが1本あり、その脇にダイビングの店や旅行者向けの飲食店がのきを連ねるような小さな街であった。

英語圏からの旅行者が多いからか、看板の言語はほぼ英語であり、島民の使用言語も英語であった。中米では基本的に英語は通じないので、英語が使えることに驚いた。

ウティラ島ではダイビングの店と宿が合体しており、4日程度の短期集中でダイビングについての知識と実技を習得することになっている。授業は英語で行われていた。ダイビングの講師は若い地元の兄ちゃん。numberをナンブルと発音するあたりがスペイン語なまりだと思った。
自分以外の生徒は英国からやってきた青年3人組のみ。社会人として仕事をしているが6ヶ月の休暇をとって旅行中だという。(ヨーロッパはいいよね、生まれ変わるならヨーロッパに生まれたい)

いまから思えば日本人は自分一人であり、さほど英語ができるわけでもないのに、よく周囲とコミュニケーションがとれていたものだ。ダイビングの知識の習得には英語はあまり必要ないみたいだ。

SANYO DIGITAL CAMERA

1月はちょうど雨期だったため、天気は常にくもっていた。青い空とエメラルドグリーンの透き通る海には結局出会うことはできなかった。いいコンディションでダイビングをしたいのであれば雨期は避けた方がよいだろう。

授業の内容
本当に基礎の基礎から教えてくれる。
基本的に教育用のビデオを見て知識をつける。
ウエットスーツの着方から、機材の使い方、
潜り方、泳ぎ方、酸素量の見方、相方(バディ)とのサインの出し方、緊急浮上の危険性について等々。
ただし言語は英語。健康状態が問題ないことをチェックされるが、チェックシートも英語なので
単語がわからず四苦八苦した。
3回ぐらい潜って、あとは筆記試験をパスすればPADIのCカードが取得できる。カードは後日郵送されてくる。

食事
欧米化が進んでおり、中米特有のトルティーヤでくるむ系の食べ物は皆無。基本、食料はパンばかりで、米は無い。パン屋で売っている35円ぐらいのシナモンロールが旨くてそればかり食べていた。米を食わずに1週間ぐらい過ごしたため、最終的には米が食べたくてたまらない、危ない精神状態になっていた。それだけにウティラから帰ってきて、ラ・セイバの食堂でペプシコーラと一緒に食べた米は旨かった。

余談
ライセンスに合格し、卒業の日には近所のバーで合格祝いのパーティみたいなのを開いてくれた。
シュノーケルの管に漏斗をつけて、そこにウォッカを流し込んで一気のみする、みたいな危ない遊びをやっていた。

SANYO DIGITAL CAMERA

一緒に授業を受けていた英国の青年とレディオヘッドの好きな曲について話し合い、JUSTはすばらしいということで意見が一致した。音楽の感動は国境を越える。日本人の女性の二人組にもこのパーティで遭遇した。片方はそんなに美人ではないがイスラエル人の男前彼氏がいた。
(外人と交際する日本人女性はそれほど美人ではないが、男の方がつり合わないぐらいにカッコイイケースに多々遭遇している気がする。この現象は何なんでしょうね)

何を話したかは覚えていないが、4人で腕を組んで歩いて宿に戻ったことは覚えている。
これぞラブアンドピース、である。

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